ダイカスト製品の製造工程一貫体制

工程設計

金型設計・製作

ダイカスト成形

二次加工
(治具設計・製作)

工程設計

メックでは製品の製造にあたって、最初に「製品をどのように実現」するのか、工程設計を綿密に行います。

製品の完成形から逆算して、製品の形状や特性をどの工程で作り込み、どのようにリソースを配分するのが最適か検討することで、トータルコストの削減を実現します。

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金型設計・製作

金型×鋳造×加工 三つの視点から最適な金型を設計

ダイカスト製品の製造は、金型の設計から始まります。

金型設計時には、設計者・金型技術者・鋳造技術者・加工技術者が一体となって、鋳造方案や金型構造の検討を重ねた後、3次元CADにより作図します。

お客様のニーズに合わせて、サーモビューアーによる熱解析、新手法による流動解析を基本とした独自のノウハウにより、設計段階における品質の創り込みを実現しています。

金型製作作業の様子
3DCADによる設計作業の様子
3DCADによる設計作業の様子
金型の設計段階から品質を作り込み
金型の設計段階から品質を作り込み

ダイカスト成形

自動車部品をはじめ、多数の業界で技術力を発揮

自動車用(PHV/FCV/EV)部品
自動車用(PHV/FCV/EV)部品

当社では薄肉化に挑戦した自動車製品のほか、ロボット、ポンプ等の産業用機器、監視カメラ、センサー等の光学機器・電子機器製品を製造しています。

ダイカストなら、精密部品も低コストで量産可能

光学機器用ダイカスト部品
光学機器用ダイカスト部品

ダイカストは、特殊鋼で精度の高い金型を作り、その金型をダイカストマシンに取り付け、これに溶融金属(アルミニウム、亜鉛、マグネシウムなど)を高圧で注入し迅速に凝固させ取り出す、高い生産性を持った鋳造方法のひとつです。

精密な寸法・正確な仕上がり、美しい表面、優れた技術を持つ複雑な形状の製品が大量生産できる優れた特長を持っています。

当社が扱っているのはアルミニウムのダイカスト製品で、安価で軽量なうえ、リサイクルが容易な環境にやさしい材料として注目を集めています。

産業機器用ダイカスト部品
産業機器用ダイカスト部品
光学機器用ダイカスト部品
光学機器用ダイカスト部品

NC・MC加工(ダイカスト二次加工)

製品の形状、特性に合わせた最適な加工手段を確立

製造工程の一貫体制により、金型の設計段階で製品の加工方法・工程設定まで検討され、スムーズに加工作業が進められます。

3軸、4軸または5軸の加工機を駆使し、製品の形状・特性に合わせて設計製作した加工治具を用い、精度の保証は基より高効率で生産することができます。

例として、自動車部品、測定機などの重要製品の部品加工並びに加工後の一部Assy、圧検査装置を用いた圧モレ試験を行っています。

これら蓄積されたノウハウを最大限に発揮し、確かな品質と納期厳守をお約束します。

二次加工品

二次加工品

二次加工品

二次加工品

豊富な設備で多様な加工に対応

NC旋盤、マシニングセンタ等の機械を使用し、主にアルミダイカスト品の切削加工、穴あけ加工、ネジ・タップ加工などの機械加工を行っています。

また、関連会社にて表面処理加工も行っています。

二次加工設備外観
二次加工設備外観

治具設計・製作

現場で必要な治具を自社開発

製造する部品に応じた様々な治具を社内で設計、製作しています。

当社で設計された治具は、加工精度、スピートの向上はもちろんのこと、品質の向上にも役立てられています。

センサーを組み込むことによる当て間違いの防止、エアシリンダーを使用したクランプで当て順の考慮を省略化するなど、現場要求に直結した治具の作り込みによって、品質の安定化・生産性の向上を実現しています。

治具画像